海洋用途

塩水環境における表面処理解決策

優れた塩化物の除去、コーティング寿命延長、及び繊細な機器の近傍で作業可能、といった特徴により、Sponge-Jetは米海軍及び世界中の最大手造船業者や船舶所有者にとってなくてはならない技術です。

  • 新造船建造時の据付溶接及び艤装溶接
  • ビルジ、バラストタンク及び工学区域
  • 機械室、宿泊設備、及び乾舷
  • タンク (潤滑油、サンプ類、家庭雑排水、及び飲料水)
  • 潜水艦、ヨット、艦艇、巡航客船、及びスーパーヨット
  • 海上プラットフォーム、掘削船、及び浮遊式生産貯蔵出荷設備(FPSO)
  • 造船業者、造船所、ドライドック、船舶所有者、及び海洋請負業者

コンポジット研掃のスポンジブラストは、塩化物や頑固な海洋コーティングを除去し、他の表面処理手法に比べて表面をよりきれいに、かつ均一(より高品質)に仕上げます。

特徴と利点

  • コスト削減
  • 設備の完全性及び信頼性を保護
  • 作業者の健康と安全を改善
  • 運転中の機器に対しブラストを実施
  • 地域のつながり及びコンプライアンスの改善
  • 資産の耐用年数及びコーティング性能の向上

  • 砕氷船における据付溶接及び艤装溶接を保護

    「シップ・オブ・ザ・イヤー」受賞船であるこの独特な砕氷タンカーは、据付溶接及び艤装溶接の処理にSponge-Jet Silver 30 Sponge Media™を使用しています。 溶接部位に対し、所有者がスポンジブラストの使用を100%要求されました。その他の船舶とは違い、当船舶は5年後の船舶検査で良い結果が出ており、実質腐食がどこにも発生していないことが立証されました。

  • 機械空間におけるコーティングの寿命を延長

    Sponge Media™研掃ブラストを使用するまでは、このような手の届きにくい空間のメンテナンスは電動工具で実施し、常に再塗装を行っていました。 電動工具で処理したコーティングは寿命が短く、高額なコストの要因となっており、常時メンテナンスが必要でした。Sponge-Jetにより、このように困難な機械空間において適切な処理及び長期に及ぶコーティング寿命が実現可能となりました。

  • タンク及び限定空間でもスポンジブラストで簡単に

    船内を中心とする限定空間では、ブラスト作業中の適切な換気及びアクセスの観点で特有の課題があります。スポンジブラストの場合も、こういった空間でいくらかの換気が必要ですが、98%の粉塵削減によりプロジェクトの養生を簡素化し、より安全に行うことができます。

  • 他の作業者と並行作業が可能な、優れた処理

    この場所では、プロペラ近傍の高速乱流、異種合金、溶接継ぎ目、及びカソード防食が混在しており、コーティングシステムに対する課題がそれぞれ伴います。これ以上コーティングが困難な場所は少ないと言えるでしょう。 Sponge-Jetの場合、コーティング表面が優れているだけではなく、他の作業者達が同時に推進装置の作業を行うことができます。

  • ブロック建造後の優れた処理

    以下は、理想的とは言えないコーティングシステムがよくそのまま見られるケースの事例です。Sponge-Jetのコンポジット研掃ブラストでは、跳ね返りにより隣接面の損傷が発生することなく、ブロック建造後あるいは船舶メンテナンスの一環で優れた処理を実現することができます。それに加え、ブラスト時に発生する粉塵も、大型抜取りダクトを船舶の外で使用する代わりに、持ち運び可能で簡単な陰圧空気換気装置で抑制することができます。

  • 数名のブラスト作業者が検査官や塗装工までもと同時に作業可能

    15m (50ft)上でアクセスが限られた大型限定空間における適切な換気は、貨物倉が課題となっていました。これからは、検査官や塗装工でさえも数名のブラスト作業者と共に並行作業をすることが可能です。また、以前に比べて養生及び換気の課題が低減されています。

  • Sponge-Jet MicroContainment™の粉塵抑制により、船体修理を迅速、簡単に

    鋼製の船体からフェアリング化合物が剥離した際に、船体をサンドブラストするとこの宝物が埃まみれになるため、当スーパーヨットの所有者は、当然のことながらサンドブラストに関心を示しませんでした。Sponge-Jet’s MicroContainment™技術の粉塵抑制力のおかげで、甲板から船体を隔てている従来の海洋収縮包装を周辺管理として使用することができ、修理を迅速、かつ確実に行うことができました。

  • 船舶の艤装溶接作業中に研掃ブラストを船舶建造エリアで実施

    通常、船舶の艤装溶接作業中に船舶建造エリア内で研掃ブラストを実施するのは困難です。しかしSponge Media™コンポジット研掃材の場合、これはオーストラリアから、アメリカ、ドイツにおいて標準作業になっています。 小型バージ、アルミ製フェリー、または大型巡航客船において、建造の邪魔をせずに船舶建造エリアでブラスト作業をする際の選択肢はスポンジブラストです。

  • Sponge-Jetは同時にブラスト作業、清掃、及び検査を実施できるため、仕事量の削減につながります。

    造船所におけるブラストプロジェクトの多くは、一つのシフトでブラストを済ませ、別の作業者達が清掃をした後に、検査を行うという養生をしています。スポンジブラストの場合、全ての作業を並行で実施できるため、スケジュール、監視要件、及び総費用を削減することができます。Sponge-Jetにより、熱心な作業チームであれば3名体制のうち2名がブラスト作業を対応する傍ら、同時に1名が清掃及び再利用の作業を実施することができます。

  • パイプ及び宿泊設備の乾舷ブラストを低排出研掃ブラストで実現

    船舶デッキ、階段、宿泊設備やプロセス配管のコーティングに先立ち、ドックにて建造中や航行中、Sponge-Jet技術を用いて船内の表面処理を実施しています。Sponge Media™研掃材は再利用が可能なため、廃棄、輸送、また現場往復で運搬する材料を削減することができます。また当プロセスにより大幅に粉塵を抑制できることから、繊細な機器や近傍の周囲環境を保護します。

  • 皆さんの海洋コーティングプロジェクトをコーティング不良75%の一つにしないために

    ヨット、フェリー、巡航客船、軍用艦艇、浮遊式生産貯蔵出荷設備(FPSO)、及び商船では、長持ちするコーティングシステムが必要です。 コーティング不良の原因の75%が不適当な表面処理といわれています。Sponge-Jetは、年々各海洋事業セグメントにおいて採用・使用の実績があります。

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