運転中の機器

機器の信頼性の向上

何十年も間、工場で予定外に運転停止を行うと、回転装置や器具類の一連が多数故障する、というのがありきたりな出来事でした。世界中どの業界でも、研掃ブラストを行った一週間後は現場中を駆け回りポンプ類、バルブ類のバイパス処理を行うのがメンテナンス作業者にとってはありがちな状況でした。

今日、Sponge-Jet Sponge Media™は、清浄で乾式、低粉塵、及び跳ね返りの少ない技術を提供しており、従来の乾式研掃手法全てでよく見られる粉砕された粉塵の粒子を排除し、工場機器全ての信頼性を向上することが可能です。

Sponge-Jetでは、次の保護を期待できます。

  • 回転機器、シャフト、及びベアリング
  • 油圧及び空圧シリンダー
  • 電子機器、スイッチ、センサー、及び視覚システム
  • メカニカル・シール
  • モーター、エンジン、タービン、及び圧縮装置
  • 熱伝達面
  • レール、ガイド、コンベヤー、及び運搬装置

このように微細で、吸入可能な微小粒子は、人にとって有害であるだけではなく、回転式、電子機器、及び繊細な機器にとっても破壊的です

特徴と利点

  • コスト削減
  • 運転中の機器に対しブラストを実施
  • 修理間隔を延長
  • スケジュール及び予算の信頼性
  • 資産の完全性及び信頼性を保護
  • 資産の耐用年数及びコーティング性能の向上

  • 作業中の機器類のスペース

    Sponge Media™研掃ブラストを使用するまでは、このような手の届きにくい空間のメンテナンスは電動工具で実施し、常に再塗装を行っていました。 電動工具で処理したコーティングは寿命が短く、高額なコストの要因となっており、常時メンテナンスが必要でした。Sponge-Jetにより、このように困難な機械空間において適切な処理及び長期に及ぶコーティング寿命が実現可能となりました。

  • 通電状態にあるプロセス機器をブラスト

    Repsol社の燃料配布設備においてポンプ、バルブ、及びプロセス配管構成部品の処理を全て運転中に実施しました。従来、飛散粉塵排出及び粉塵がメカニカル・シール、ベアリング、及び他の回転製品に浸透し、将来的な信頼性に関わる問題の原因となっていました。 これからはSponge-Jetにより、繊繊細な機器の損傷を恐れたり、犠牲にすることなく、工場で高品質コーティングシステムを維持することができます。

  • ガス工場における冷却配管

    この液状ガス工場では、時間を節約し近傍機器を守りながら、工場稼働中に通電状態にある冷却配管のブラストを実施しました。コーティング作業を普段の稼働中に行うことで、一度に実施しなければいけない作業の数が減り、今後の不稼働時間の短縮及び簡素化を実現することができました。

  • 運転中の海上フレアラインをブラスト作業

    専門業者がSponge-Jet Silver 30 Sponge Media™研掃材を用いて、運転中の海上プラットフォーム上で海の上に吊り下がっているフレアパイプのブラスト処理を行い、再塗装に備えました。

  • 通電状態にある精製所の配管フランジに対しブラスト実施

    ここでは、作業者がボルト締結フランジを含む配管を稼働中に処理しています。引火性環境において静電スパークを回避するためには適切な接地が必要不可欠であることに注目下さい。

  • 大型メカニカル・ギア及びホイール

    適切な周辺管理を行い、慎重に作業をすれば、運転中の大型機械的部品でスポンジブラストを実施することが可能です。吸気系及び機械動作に関しては、Sponge Media™研掃材により損傷する可能性があるため、必ず研掃材がろ過されているよう留意して下さい。

  • 運転中のモーターにおいて処理を実施

    運転中のモーターをブラスト及び処理できるのは、Sponge-Jet技術の大きな利点と言えます。適切なコーティングは腐食防止の効果だけではなく、薄膜で機能的なコーティングにより熱伝達が促進され、モーターの過熱や早期不良を防止することができます。Sponge Media™の使用では 研掃粉塵が発生しないため、ベアリング類を砂粒侵入から保護することもできます。

  • かっ色紙料洗浄槽

    パルプ及び製紙工場では、多数の複雑な可動構成部品が詰まった機器を使用しています。従来の研掃ブラストでは、飛散粉塵排出によりすぐさま構成部品 (特にベアリング及びシール類)が破壊されてしまう恐れがあります。不連続使用のかっ色紙料洗浄槽を処理する際に、全ての隣接構成部品が損傷から守られ、必要に応じて運転できるよう、Sponge-Jetが使用されました。

Sponge-Jetリソース・センター

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